VOICES

社員紹介

電子部品の材料や加工プロセス開発のほか、
職場での人材育成にも取り組む

キャパシタ事業部 開発部 TAグループ マネージャー /  1999年入社

山口県下関市出身。九州大学総合理工学研究科修士課程を卒業後、1999年にNECへ入社。2004年に所属部門と旧トーキンが統合したNECトーキンに移り、キャパシタ開発に従事。2013年からはキャパシタ事業部開発部TAグループに所属。マネージャーとしてタンタルキャパシタの開発に携わる。

キャパシタ事業部開発部TAグループのマネージャーを務めています。業務内容は、タンタルキャパシタの新たな材料や加工プロセスを考えること。お客様のご要望を満たすため、付加価値の高い製品を生み出す仕事に取り組んでいます。

これまでキャパシタの研究・開発・量産を経験しました。その経験を活かして材料の専門知識をベースに材料開発や、その機能を活かせる加工プロセスの設計を行っています。電子部品は、材料が変わることで劇的に性能が向上することがあります。そんな材料の面から新製品開発に貢献できた際には、大きなやり甲斐を感じますね。
また、将来の製品のあるべき姿を予測して、その実現に向けた技術開発を行うことも重要。2017年からはケメット社の一員となり、グローバルな環境の中で、未来の技術やアイデアに触れる機会にも恵まれていることが、当社の魅力のひとつです。

現在は人材育成にも取り組み、ひとりひとりの仕事やキャリアについて細かく指導。チーム全体で目指すべき方向を見定め、個人の強みを活かせる役割分担を考えています。チーム内だけでなく他部署との連携も重視。事業への貢献を目標に、チームワークを大切にした育成を心掛けています。

磁性金属による材料の研究開発と、
家庭生活との両立を図る子育てママ

研究開発本部 材料研究開発部 ナノメットグループ主任 / 2005年入社

岡山県倉敷市出身。東北大学工学研究科応用化学専攻博士課程後期を卒業後、2005年に入社。研究開発本部で圧電材料を使った製品の開発業務に取り組んだ後、2008年に材料研究開発部ナノメットグループへ異動。ナノメットなど磁性材料についての研究開発を担当している。2013年からは主任を務めている。

研究開発本部の材料研究開発部ナノメットグループで主任を務めています。業務内容は、軟磁性金属材料であるナノメットの粉末開発に向けた研究です。ナノメットとは製品の小型化などに役立つ材料なのですが、実際に使用する場合にどんな組成の物をどんなプロセスで加工すれば、ばらつきを抑えて安定的に製品がつくれるか検討。金属の配合比や加工の条件など、さまざまなパターンを試しながら最適な方法を探っています。

今後は製品化するための流れにも関わり、形になる様子を見届けたいですね。また当社は2017年に米国のケメット社の子会社となったため、英語での書類なども作成しなければなりません。ゆくゆくは英語力を高め、報告の精度を高めたり書類作成のスピードを上げたりしたいと考えています。

とはいえ現在は4歳児の子育てと仕事の両立に苦心している最中です。それがひと段落するまではまとまった時間が取りづらいかと思います。いまは通常より30分短い時間帯で勤務しています。当社の短時間勤務制度は一般的な満3歳を大幅に上回り、子どもが小学6年生になるまで活用できるため心強い制度となっています。育児休暇も子どもが満3歳になるまで取得できるので助かりました。

材料研究開発本部での経験を活かしながら、
ラインフィルターの開発設計を担当

マグネティック・センサ&アクチュエータ事業本部 磁性製品技術部EMCグループ / 2012年入社

新潟県長岡市出身。東北大学工学部応用物理学専攻を卒業後、2012年に入社。材料研究開発本部でラインフィルターの新製品開発に従事した後、2018年からマグネティック・センサ&アクチュエータ(MSA)事業本部の磁性製品技術部EMCグループに異動。機械の電磁ノイズを抑えるラインフィルターの開発設計を担当。

MSA事業本部の磁性製品技術部EMCグループで、ラインフィルターの開発設計に取り組んでいます。ラインフィルターとは電磁ノイズを抑えるための電子部品。電磁ノイズによる誤作動を防ぐため、車などさまざまな機械に使われています。
業務ではお客様のご要望を受け、それに応えられる部品を設計。提案後に採用されれば、工場での量産化に向けた準備まで担当することになります。

働くにあたっては、年2回の業績レビューで個人の目標とその達成度合いを共有。その際は上司と1対1で面談します。これによって目の前の業務に追われるだけでなく、長期視点で仕事への意欲を保つことができるのです。

入社当初は材料研究開発本部で新製品開発に取り組んでいました。幅広い周波数のノイズに対応できる部品などの開発に携わりましたが、それらがひと段落したことで2018年にMSA事業本部に移りました。
MSA事業本部はビジネスのためのものづくりに取り組む部署。いまある技術で部品を製造するのですが、新たな技術を求めている面もあります。今後は研究部門での経験や人脈を生かし、二つの部署がよりよく連携して成果を出せる環境づくりに貢献していきたいです。

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